SORANO HOTEL(東京都立川市)
| ホテルの基本情報 | |
|---|---|
| 住所 | 〒190-0014 東京都立川市緑町3-1 W1 |
| Webサイト | https://soranohotel.com/ |
| 電話番号 | 042-540-7777 |
| タイプ | アーバンリゾートホテル |
旅の先に待つ、心を満たす瞬間

公園を額装するモダン建築に、ただ見惚れる
立川・国営昭和記念公園を正面に望むSORANO HOTEL。最初に心をつかまれたのは、建築そのものの説得力でした。明るい木調と大きな開口、そして窓いっぱいに広がる公園の景色。室内と外の緑が“額縁”でつながるような、静かな高揚が訪れます。

デザインの核:自然と現代の調和
インテリアはグエナエル・ニコラ氏。正面ファサードから客室まで通底するのは、素材の素直さと光のコントロール。やわらかい間接照明が面と面をそっと結び、自然と現代がけんかしない。引き算の美しさが、滞在の質を底上げします

グリーンスプリングスに着地する“街のリゾート”
立川駅から徒歩約8分。水盤と噴水のきらめきに迎えられながら、グリーンスプリングスのテラスを上がると、イルミネーションの奥にホテルのエントランス。格子越しの光がテントのように広がり、外と中の境目がふわりと曖昧になる、その一歩から非日常が始まります。


ロビーは“余白”でおもてなし
広いエントランスには、ソファとテーブルがゆったりと間隔をあけて配置。天井の格子の先に公園の緑がのぞき、外の気配が常にそばにある。スパやインフィニティプールへ続く動線ものびやかで、都市にいながら呼吸が深くなる場所です。

客室:SKY KING PARK VIEW――窓が主役の和モダン
今回の部屋は「SKY KING PARK VIEW」。まず“広い”。そして“和モダンが清々しい”。玄関からの視線は衝立でやさしく受け止められ、横に回り込むと白いリネンのベッドと木製の造作、奥には窓いっぱいの昭和記念公園。
棚の間接照明が器やグラスを静かに浮かび上がらせ、まるでギャラリーのよう。奥行きのあるソファは、寝転んでも胡座でも受け止めてくれる懐の深さ。段差天井の間接光が空間を包み、夜がやさしくほどけていきます。


バルコニーで、外のリビング時間を
広めのベランダにはソファ。風の音と鳥の声、行き交う雲。読書、カフェ、ただ眺めるだけ――外がもう一つのリビングになる、都市の中の小さな贅沢です。

ブラックストーンの水回りに、気持ちが鎮まる
バスルームは黒い御影石調で統一。反射を抑えた素材感と穏やかな照明が、視界のノイズをそぎ落とします。鏡に揺れる灯りが静かで、支度の時間さえ心地よいリチュアルに。

プールとスパは、次回の“理由”に
最上階のインフィニティプールから公園を望む時間は、ここを選ぶ確かな動機。今回は客室が心地よすぎて断念したけれど、“次は必ず”と思わせてくれる余韻がある。旅において、次の理由を用意してくれるホテルは強い。

翌朝は、街と公園をゆっくりめに
グリーンスプリングスの植栽を眺めながら、テラスで一杯。ショップを冷やかし、昭和記念公園の気配を背に散歩する。ワーケーションにも向く落ち着きで、仕事の合間に景色を切り替えるだけで集中が戻ってくる感覚がありました。

“よく整い、よく眠る”都市のオアシス
窓が切り取る公園の緑、光と影の設計、やわらかな素材。ここは、派手な演出よりも“余白”で人を満たすホテルです。日常の延長線にありながら、確かに距離のある非日常へ。立川で“心を軽くする”なら、SORANO HOTELは最短の答えでした。
施設及び訪れた印象
交通
| 公共交通機関の場合 | JR立川駅北口より徒歩8分 多摩モノレール立川北駅より徒歩5分 |
| 車の場合 | 中央自動車道 国立府中ICから約40分 中央自動車道 八王子ICから約40分 圏央道 青梅IC 新青梅街道経由で約60分 |
